名古屋の佐井泌尿器科・皮フ科クリニックです

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010)CBDオイル

CBDオイルによるアトピー性皮膚炎治療

カンナビノイドは一年草の麻に含まれる成分で104種類の生理活性物質の総称です。
その中で最も有名な成分がCBD(カンナビジオール)とTHC(テトラヒドロカンナビノール)です。
THCはその精神作用のため規制されており、本邦で使用可能なのはCBDを始めとするTHC以外のカンナビノイドです。なかでも最も研究が進んでいるのがCBDです。
最近の研究で人の体内には内因性カンナビノイド・システムという体調を調節する機能(ホメオスターシスを維持する機能)があることが分かってきました。人体内のカンナビノイドが足りなくなると病気や体調不良の原因になり、癌,認知症、糖尿病(2型)、心臓病、自己免疫疾患や、統合失調症、自閉症スペクトラムなどの精神疾患に悪影響する可能性があると言われています。
同様の内因性物質にはビタミンやホルモンなどがあり、これが減少して病気になった場合は合成したものを補うことにより治療に用いられます。
これと同じようなシステムが内因性カンナビノイド・システムです。
内因性カンナビノイド・システムは皮膚においては免疫反応と神経系の反応を促進します。このためカンナビノイドの欠乏は皮膚の構造に影響を与え、皮膚と皮下組織の疾患が増える可能性があります。
 
カンナビノイドの作用
内因性カンナビノイド・システムの働きを助けることで体内にある複数の臓器に効果を与えます。
麻に含まれるテルペノイドがカンナビノイドの皮膚への吸収を高めます。
抗菌剤が効かなくなる耐性菌の出現を予防します。
単体ではなく複数のカンナビノイドが含まれることで特定のカンナビノイドの副作用を打ち消します。
 
皮膚疾患への効果
湿疹や乾癬などの慢性の皮膚疾患、また接触性皮膚炎などの急性の皮膚疾患はいずれも、発疹、掻痒、感染のリスクの増大、精神的なストレスなどが伴います。また皮膚炎の症状は免疫反応によって悪化することがよくあります。研究によれば、CBDが持つ抗炎症作用と鎮痛作用は、こうした症状を軽減させる可能性があります。CBDにはまた、ケラチン生成細胞(角化細胞)の増殖を阻害する作用があり、乾癬をはじめとする皮膚疾患の治療に有効である可能性も裏付けられています。さらに、皮膚炎に伴う精神的なストレスをCBDが軽減して、症状を緩和し患者の不安やうつ症状を和らげるということもわかっています。
 
カンナビノイドの副作用
大麻というと精神に対する副作用が懸念されますが、カンナビノイドは精神活性成分であるTHCを含まない大麻の茎や種子から抽出した成分だけからなっています。
現在のところ明らかな副作用は認めていません。
 
当院のカンナビノイド治療には内服2種類と外用(クリーム)があります。
 
CBDソフトジェルカプセル(1カプセルあたり50mg含有) 30カプセル15,000円(税別)
CBDオイル独特の味や香りがしないため、飲みやすくなっています。
作用時間は舌下より長めになります。
 
CBDオイル(CBD MED 2700:10%カンナビノイド含有30ml) 24,000円(税別)
舌下するため吸収が速く効果が出るまでの時間が短く即効性がありますが、作用時間は内服よりやや短くなります。
 
CBDクリーム 30g 5,000円(税別)
皮膚疾患の場合、直接皮膚に働くため効果が自覚しやすいです。
被髪部以外は全身に使用できます。
 

保険外診療になりますので、

初診料3,000円 再診料1.000円が別途、必要になります。

いずれも税別です。

 

遠方の方はオンライン診療(ビデオ通話等)で処方することも可能です。

ご希望の方は下記から問診票を記載すれば購入可能です。

 

CBDクリーム問診票

 

注意

保険外治療薬になります。

副作用:まれにかぶれる場合があります。

本品は麻の茎から抽出した成分を含有した外用剤です。

米国Nerovana社で製造されたTHCを含まないCBDをクリームに配合したもので、我が国法律に則って輸入した合法のものです。

日本国内では同様の効果を持った薬剤はありません。

海外ではTHCを含んだものも合法の国もあり、一般的に市中で購入できるクリームで、大きな副作用は認めていません。

 

投稿者 佐井泌尿器科・皮フ科クリニック | PermaLink

THCフリーCBD/CBGソフトジェル

CBDオイルとは

大麻草にはカンナビノイドと総称される生理活性物質が100種類以上含まれています。その中で最も有名な成分がTHC(テトラヒドロカンナビノール)とCBD(カンナビジオール)です。
THCはその精神作用のため規制されており、本邦で使用可能なのはCBDを始めとするTHC以外のカンナビノイドです。なかでも最も研究が進んでいるのがCBDです。抗痙攣作用、抗炎症作用、細胞障害の抑制と改善作用、抗不安作用、降圧作用、特定の癌における細胞死を誘導する作用などが知られています。
それではなぜ植物の成分であるカンナビノイドが多くの疾患に効果をもつのでしょうか。その理由は、ヒトを含めた全ての脊椎動物もみな内因性カンナビノイドを持ち、それを介してさまざまな機能を制御しているからです。
これをエンド・カンナビノイド・システム(ECS)といい、ヒトだけではなく全ての脊椎動物が持っている生体の制御システムです。このECSが食欲、睡眠、性行動、疼痛、免疫、感情、運動機能、発達、老化、認知、記憶などをコントロールしているのです。
ヒトは老化や強いストレス、栄養障害、重金属、環境ホルモン、女性ホルモンなどにより、「カンナビノイド欠乏症」の状態となります。CBDオイルによる治療とは、植物由来のカンナビノイドにより、ヒトの内因性カンナビノイドの欠乏を補うという治療です。
ECSの機能低下が関与していると考えられる病態は無数にあります。

CBDオイルが効果を発揮する病態

海外では癌、不眠症、さまざまな疼痛、嘔吐、関節炎、てんかん、糖尿病、虚血性心疾患、認知症、自閉症スペクトラム、うつ病、不安障害、統合失調症、炎症性腸疾患、多発性硬化症などの自己免疫疾患といったメジャーなものから、原因不明の希少疾患まで、多くの疾患にCBDオイルの利用が試みられ、素晴らしい効果が認められています。

CBDソフトジェルの使い方について

1日1回1カプセルを就寝前に服用します。効果不十分の場合は朝も服用して下さい。

即効性を期待する場合はカプセルを噛んで、中のオイルを舌下して下さい。そしてしばらくそのままにしてから少しずつ飲み込みます(いつのまにかなくなる感じです)。舌下することで血管からよく吸収されるため、数分で速やかな効果を得られます。

注意
保険外治療薬になります。
副作用:まれに胃腸症状が出る場合があります。
本品は麻の茎から抽出した健康補助食品です。
米国Nerovana社で製造されたTHCを含まないCBDをカプセル化したもので、我が国法律に則って輸入した合法のものです。
日本国内では同様の効果を持った薬剤はありません。
海外ではTHCを含んだものも合法の国もあり、一般的に市中で購入できるサプリメントで、大きな副作用は認めていません。
 

 
当院で診療またはオンライン診療(メール相談含む)を
受けた方だけが購入可能です。
ロイアルボタニカル

THCフリーCBD/CBGソフトジェル
(当院オリジナル)
リニューアルしました

飲みやすいソフトカプセル
1カプセルあたり50mgのCBDを含有
1ボトル30から60カプセルに増量しました。

CBD(カンナビジオール)に加えCBG(カンナビゲロール)を配合してリニューアルしました。
カンナビゲロールは最も多くの植物性カンナビノイドの前駆体分子としての役割を果たしています。

文献上CBGの潜在的な治療可能性は下記の様になっています。
・神経保護とニューロモデュレーション(神経修飾)
・消化器疾患 ・メタボリックシンドローム
・抗菌作用

また、ヘンプオイルに含まれるテルペン(香り成分)もリナロールとリモネンになり、カプセルを噛んで舌下した場合も爽やかな香りが広がります。
 

CBDオイルの購入には予めカウンセリングが必要です。
オンラインでカウンセリングが可能ですので,下記から予約をお取り下さい。

オンラインサプリメント相談は下記から
RESERVA予約システムから予約する
ご希望の方は下記から問診票もお願いします。
投薬には初診料3,300円 再診料1,100円が必要です。

ご希望の方は下記から問診票をお願いします。

CBDソフトジェル問診票


 
 

投稿者 佐井泌尿器科・皮フ科クリニック | PermaLink

CBD(カンナビノイド)オイルについて

カンナビノイド(CBD)は一年草の麻に含まれる成分で104種類の生理活性物質の総称です。
最近の研究で人の体内には内因性カンナビノイド・システムという身体の体調を調節する機能があることが分かってきました。つまり人体内にもカンナビノイドがあり、これが足らなくなったりすると病気や体調不良の原因になり、癌,認知症、糖尿病(2型)、心臓病、自己免疫疾患や、統合失調症、自閉症スペクトラムなどの精神疾患に影響している可能性があると言われています。
たとえば、同じような内因性物質にはビタミンやホルモンなどがあり、これが減少し病気になった場合、合成した薬として補うことで治療に使われています。
これと同じようなシステムが内因性カンナビノイド・システムです。
 
麻の歴史
麻は5世紀の中医学の書にまふん(麻蕡)として五臓(肝・心・脾・腎・肺)を調節し、寒気を取る薬剤として記載されています。現在でも麻子(まし)という生薬成分を配合した漢方薬が便秘の薬として使用されています。
一方、麻の負の歴史は大麻です。麻は花と葉に精神作用がある成分(THC)が含まれ、これを麻薬取締法で大麻として規制しているため、麻に悪いイメージを持っている方が多いのも事実です。
 
医療としての麻
すでに欧米では多発性硬化症とてんかんの治療にカンナビノイドを使用した薬が利用されていて、日本でも臨床試験の開始が待たれています。
 
植物エキスとしての麻
麻の種子と茎には麻薬成分のTHCは含まれず、生理活性物質であるカンナビノイドが104種類含まれ、その効果は下記の様になっています。
体内にある複数の臓器に効果を与える
→内因性カンナビノイド・システムの働きを助ける
活性成分の皮膚吸収を改善する
→麻に含まれるテルペノイドがカンナビノイドの皮膚への吸収を高める
細菌の防御機能に打ち勝つ
→抗菌剤が効かなくなる耐性菌の出現の予防
 
1988年にセントルイス大学のアリン・ハウレットはカンナビノイドがどこに作用するかを調べ、これが後にカンナビノイド受容体(CB1)と判明し,1993年にはケンブリッジ大学のショーン・マンローがCB1に類似したCB2を発見しています。

 
カンナビノイド受容体の分布
CB1受容体は主に脳、脊髄、中枢神経系の神経細胞に、中でも小脳、大脳基底核、および海馬に非常に豊富で、記憶処理、運動調節、疼痛感覚、気分、および睡眠に役割を果たすことがわかっています。またCB1受容体は脳以外にも精巣、輸精管、子宮、肺、小腸、血管平滑筋細胞など様々な臓器と細胞に存在します。
CB2受容体は主に免疫系の細胞とその関連構造に見られ、活性化されると炎症と戦う反応を刺激し、痛みを軽減し、組織への損傷を最小限に抑えることができます。
図にカンナビノイド受容体の分布を示します。
 
 
カンナビノイドオイルが効果を発揮する病気や症状
カンナビノイドは内因性カンナビノイド・システムの受容体と結合することにより、私たちの感覚や考え方を調和および調整するのに役立ちます。この作用を用いて海外では癌、不眠症、さまざまな疼痛、嘔吐、関節炎、てんかん、糖尿病、虚血性心疾患、認知症、自閉症スペクトラム、うつ病、不安障害、統合失調症、炎症性腸疾患、多発性硬化症などの自己免疫疾患といった比較的ポピュラーなものから、原因不明の希少疾患まで多くの病気にカンナビノイドオイルの利用が試みられています。
 
まとめ
カンナビノイドは生体が生きていく上で必要な物質であり、内因性カンナビノイド・システムを介してその恒常性を保つのに重要な役割を果たしています。カンナビノイドを摂取することで変調を来した内因性カンナビノイド・システムを正常に戻し、種々の疾病や体調不良を改善できる可能性があります。
カンナビノイドオイルを摂取する事は他の治療では改善しない難治な病状を改善できる可能性があります。
 
注)
現在国内で使用できるカンナビノイドオイル(CBDオイル)には麻薬成分であるTHCは含まれていませんので、ご心配は不要です。
また当院のCBDソフトカプセルはTHCを含まない麻の茎のみから抽出しています。
 
 
 
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参考文献
佐藤均監修:カンナビノイドの科学. 日本カンナビノイド学会編.東京,築地出版,2015
 

投稿者 佐井泌尿器科・皮フ科クリニック | PermaLink