レーザー脱毛は 理論と経験から綿密につくられた照射マニュアルの励行が効果と副作用の有無を決定します。たとえば内視鏡検査や外科手術などの診療行為と異なり、施行者が独自に判断したり訓練により習得した技術を発揮する余地はありません。 私たちのクリニックで、医師が相談を受け説明し、レーザー装置の出力設定をし、実際に照射するのは看護婦です。 看護婦はマニュアルにしたがって行動します。私たちの看護婦は自分の知識で判断できることとできないことを自覚しております。自分が不明なことに遭遇した場合には上級の看護婦に相談しますし、それでも判断できないことは医師に判断を仰ぐような院内体制をとっております。 もちろん、看護婦ではなく、直接医師から話を聞きたいこともあるかとおもいます。そのような場合には遠慮なくお申しでください。 1:予約 レーザー脱毛は初診(テスト照射)時以外は、すべて電話による予約が必要です。 脱毛をおこなっている時間は他のスキンエステの混み具合によって延長短縮しておりますので、日によって異なります。電話の際に御確認ください。 また、医師による診察を御希望の場合には、別途予約をおとりください。 2:初診(テスト照射) 相談をお聞きし、説明をかねて御希望の部位に異なる出力で数発照射します。初診料3,000円でおこなっており、この場合照射希望の場所だけでいいですから、剃った状態でおこしください。まずテスト前に本紙に書きました内容を説明したうえで同意の文書に署名していただきます。 テスト照射では、直後に皮膚にどのような反応がおきるのかをお示ししますので確認してください。また、照射後しばらくの間(数日〜)、剃っただけの非照射部と比較して、効果の程やヤケドなどの副作用がおきないかを確認してください。(必要最低な出力で数発の照射です。万一、ヤケドしたとしても一時的なものです。テスト照射による副作用のクレームは御容赦ください) 照射当日はなんともないのに、2〜3日してから皮膚が発赤して痒みや痛みが出現してくる場合が稀にあります。1週間を過ぎておきることはありませんから、1週間経って異常がなければ副作用はおきないと判断されてけっこうです。1回目の照射の予約をおとりください。本当に脱毛の効果があるのかを確認することは長期間を要します。御本人の考え方にもよりますので、慎重な方はよくお考えになって、御自身で判断してください。 着替え・剃毛・照射・冷却などの全工程に要する時間の目安ですが、ワキ30分、ヒジ上1時間、ヒジ下1時間、ビキニライン30分、ヒザ上1時間、ヒザ下1時間、男性のヒゲ30分、程度とお考えください。1日に処理する範囲(部位)の制限はありません。予約がとれるかぎり全身すべてでもお受けいたします。 3:1回目の照射 照射部位をだしやすい、脱ぎ着の容易な服装でおこしください。 照射漏れやヤケドを防ぐために、オレンジインクで皮膚に印をつけますので、部位によっては下着を汚す場合もあります。新しい高価な下着ではなく、インクが染みてもかまわないような下着でおこしください。 また、照射部位を剃った状態でおこしください。 1)剃りにくい場所であればスタッフが剃ります。 2)前回のテスト照射の結果をお聞きし、再度、当日テストとして数発照射します。 3)10分後に毛根がレーザーに反応(毛穴の発赤腫脹)していること、異常がないことを確認していただいたうえで、全照射します。 4)全照射後にも反応を確認していただき、その後、抗生物質添加ステロイド系軟膏を塗布し、冷やしたタオルをあてて熱を冷まします。(強く反応して自宅での軟膏塗布が必要と考えられる場合には無料でお持ち帰りいただきます) 5)おちついたら、照射した設定より数段階強い出力で次回(2回目)のためのテスト照射をおこなって終了です。次回テストの部位は1週間くらい観察して異常がおきないかどうか御自身で確認してください。(その部位は本照射と、それより強いテスト照射の二度打ちされたことになります。それで異常がおきなければ、次回の照射を安心しておこなうことができます。) テスト照射も含めて、すべての照射は冷却ガスを併用しおこないます。氷などを使った冷却は効果を減弱させる可能性があるので原則的にはおこないません。 4:2回目照射までの間・・・ 発赤: 数日間続くことがあります。続いている間は軟膏を塗り、色素沈着を防止するために直射日光を避けてください。また、浴槽への入浴はやめてください。シャワーは積極的に使用して清潔を保ってください。4日以上発赤が続く場合には御連絡ください。 痒み: 数日後〜1週間して痒みがでる人がいます。レーザー脱毛では毛根の爆発的燃焼によって毛嚢を破壊して永久脱毛を実現します。皮膚表面はヤケドしていなくても奥の方はヤケドするわけです。そのヤケドが治癒する過程において痒みが発生する場合があります。そのような場合、過度に掻きつぶすと細菌感染による毛嚢炎をおこしてしまいますので、早めに御連絡ください。痒み止めと感染予防の抗生物質を処方いたします。 毛の燃えかす: 燃えた毛は、照射する前に比べて2〜3倍に太く膨隆しています。そのため「黒い点々」として目立ちます。引っ張ればスルリと抜けると脱毛できたと実感できるのですが、確実に処理されていても膨隆が強いと毛穴に詰まった状態となり、引っ張ると抵抗があることがあります。処理されていないのではないかと不安になるところですが、1週間は観察してください。数ミリ飛びだした状態で止まります。無理に抜くと毛嚢炎をおこすことがありますので注意してください。照射から3週間程度で自然に排出されてきます。 日焼け: 初期の発赤が消えれば日常生活に支障はありません。厳重な紫外線対策は発赤のある間だけですが、日焼けしてしまうと次回の脱毛に支障をきたします。1回目と同じ皮膚の状態であることを前提にして次回テストなどのプランをたてていますから、日焼けしてしまうと、おちつくまで次回の照射を延期していただくこともあります。 発毛: 4週間目くらいから、毛が伸びはじめます。最初はチョロチョロと産毛のように頭をだしてきます。6週間目くらいになると剃らないと目立つものがでてきますが、産毛と混在していますの、剃りながらお待ちください。2ヶ月くらいすると、だいたい生え揃ってきます。2回目の予約をおとりください。短い間隔での照射は効率が悪いばかりではなく、脱毛できない産毛をたくさんつくることになりますので止めたほうがよいです。間隔が開くことは、なんら支障はありません。 5:2回目の照射 1回目の照射と基本的には同じです。 1)できるだけ照射部位を剃った状態でおこしください。剃りにくい場所であればスタッフが剃ります。 2)1回目の最後におこなった次回テストの結果をお聞きし、再度、当日テストとして数発照射します。 3)10分後に毛根がレーザーに反応(毛穴の発赤腫脹)していること、異常がないことを確認していただいたうえで、全照射します。 4)全照射後にも反応を確認していただき、その後、抗生物質添加ステロイド系軟膏を塗布し、冷やしたタオルをあてて熱を冷まします。 5)おちついたら、照射した設定より数段階強い出力で次回(3回目)のためのテスト照射をおこなって終了です。 6:3回目照射までの間・・・ 1回目から2回目までの間と基本的に同じです。回を重ねる度に毛の量は減り細くなってきますから、3回目までの間隔は3ヶ月以上あける場合もあります。個人差がありますので生え揃ったら予約してください。再度、記しますが間隔は短いと支障をきたすことがありますが長くても問題はありません。最終的な効果を考えて、できるだけ間隔をあけるようにお願いします。 以後は、この繰り返しです。何回照射することになるのかは人によって異なります。ある程度の減毛でよいとおもう人は3回くらいで済むでしょうし、最後の1本までも徹底的にとおもう人は10回以上も必要なこともあります。 最後の1本までとおもっても、それは細い産毛のことが多いですから高出力に皮膚が耐えられなければ諦めていただくしかありません。また、耐えられても機械の性能の限界に達してしまえば、それ以上は無理なのですから諦めていただかなくてはなりません。 |