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日本性機能学会中部総会
8月4日土はどうしても聴きたいシンポジウムがあったので
診療時間を切り上げて日本性機能学会中部総会に参加しました。

聴きたかった内容は
既にアメブロでも紹介した
体外衝撃波治療「ED1000」による勃起不全治療を行っている帝京大学の久末先生の臨床試験の結果でした。

シンポジウムの講演の内容を簡単にご紹介します。

『勃起障害に対する低強度衝撃波治療の有効性』久末伸一先生(帝京大学 泌尿器科)

ED治療は現在PDE5阻害剤のバイアグラ、レビトラとシアリスが主流ですが
これらも30%に無効例があります。

帝京大学医学部泌尿器科ではED1000を用いて
PDE5阻害剤無効例を含め6ヶ月以上EDだった患者を治療し
下記の項目で評価しました。
SHM(説明はクリックしてください)
EHS(説明はクリックしてください)
夜間勃起(NPT)検査 エレクトメーターで夜間の陰茎周径を計測

治療前後で比較するといずれの項目でも治療後に有意な改善を認め、
75%の方でEDが改善しました。
PDE5阻害剤が無効な方でもED1000で効果が出る場合があるので
これは新しいED治療としてかなり期待ができそうです。

この他
EDに効果のあるサプリメント
「シトルリンとレスベラトロール」について
2つの演題がありとても参考になりました。

『シトルリンによるED 改善の効果について』
堀田祐志先生(名古屋市立大学大学院薬学研究科 病院薬剤学分野)

シトルリンはアミノ酸の一種で、スイカやメロンなどに含まれています。
シトルリンを摂取すると腸から吸収され、腎臓でアルギニンに変換され、
この過程でNO(一酸化窒素)が合成されます。
下記は勃起のメカニズムを現していますが

性的刺激を受けるとNO(青い輪の部分)が生成され、
これがグアニル酸シクラーゼを介してGTPがcGMPに変換され
これが陰茎海綿体の平滑筋細胞を弛緩させ、勃起が完成します。

動物実験から
シトルリンはこのNOを増やすことと平滑筋細胞を増やし
動脈硬化などで生じた膠原線維を減少させることが証明されています。
シトルリンはこの作用機序によりEDを改善します。

実際EDの人にシトルリンを1日1.5g、1ヶ月間内服させると50%に有効でした。
ちなみにシトルリン1.5gは小玉スイカ1個分に含まれています。

『レスベラトロールの可能性』
福原慎一郎先生(大阪大学大学院医学系研究科 器官制御外科学(泌尿器科))

レスベラトロールは長寿遺伝子を活性化させることで有名ですが
EDにも効果のあることが分かっています。

レスベラトロールは陰茎海綿体の平滑筋細胞内でNOを増加させます。
これによりシトルリンと同様の機序でEDを改善します。
またレスベラトロールを1日50mg、内服することで
血中遊離テストステロンが増加することも分かりました。
このためLOH症候群の方にも効果を期待できます。

ただEDの治療のためには1日300mgが必要なため
当院では1カプセル中に76mgのレスベラトロールを含有した
高濃度レスベラトロールを取り扱っています。
またPDE5阻害剤の効果不十分な方は1日1~2カプセル併用することで
効果増強を期待できます。

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投稿者 佐井泌尿器科・皮膚科クリニック① (18:48) | PermaLink

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